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最終更新日:2022.2.1
ヒノキ科
 
Thuja(トゥヤ)
クロベ属
ネズコ属
トゥヤ属
名称

クロベ(黒檜)

ネズコ
学名
Thuja standishii
名の由来
「クロベ」は、葉裏が白くない檜、つまり「クロベ(黒檜)」で、葉裏が白い「シラビソ(白檜曽)」を「シラベ(白檜)」と呼ぶのに対応して。ただし「シラビソ」はマツ科モミ属。
「ネズコ」は、材がねずみ色を帯びることから。
性状
高木/常緑/雌雄異花
大きさ
高さ:10〜30m/果径:1cm
形態
幹は直立するが、よじれが出やすく、樹形は円錐形になる。樹皮は濃い赤褐色で、縦に鱗片状に剥がれる。葉は濃緑色で、肉厚で平たい鱗片状で先端がやや尖り、裏面に目立たない4本の気孔線が扇形に見える。雌雄異花で、3〜4月頃、枝先に雌花と雄花をそれぞれ単生する。雄花は長球形で黒紫色、雌花は鱗片状で淡紫を帯びた黄緑色の葉の塊のよう。果実は卵形の球果で、若いうちは黄緑色で、10月頃に黄褐色に熟すと、割れて種子が露出する。種子は赤褐色で狭い翼がある。
類似
葉は「ヒノキ」より大きく、「アスナロ」より小形。
原産地
日本(本州~四国)。木曽地方に多く分布。
生育
山地や亜高山に自生。
利用
材は建築、器具材に利用される。樹皮は火縄に用いられた。
クロベ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.6.25
クロベ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.6.25
クロベ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
クロベ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
クロベ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
クロベ
葉、表側
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
クロベ
葉、裏側
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
クロベ
葉、裏側(左)と表側(右)
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2022.1.28
クロベ
球果(未熟)
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2013.10.3
NOTE
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