イネ科 |
イネ属
オリザ属 |
名称 | イネ(稲) |
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英名 | Asian rice |
学名 | Oryza sativa |
性状 | 熱帯性多年草(温帯では一年草)/水生(挺水) |
大きさ | 高さ:60~100cm |
形態 | 根元から茎を多数立ち上げる。葉は硬く、先端の尖った平たい線形で葉脈が平行に走る。8月頃、穂が出て花が咲く。緑色の穎(えい)が2つに割れて、6本の雄しべと先端が2つに分かれた雌しべが出る。花は上の方から順番に咲くが、開花は午前中の2時間程。秋に、成熟すると穂は重みで下垂する。 |
品種 | 大きく「ジャポニカ種 O. sativa subsp. japonica」と「インディカ種 O. sativa subsp. indica」に分けられる。ジャポニカ種は粒が丸く粘り気があり、インディカ種は、細長くパサパサしてしている。 |
原産地 | 熱帯アジア |
生育 | 標準的な栽培は、4月頃、苗床に播種し育苗。5月~6月頃に水を張った水田に定植(田植え)。9~10月頃収穫。本来は風媒花だが、栽培種はほとんどが自家受粉するので、近隣に異なる品種を栽培してもほとんど交雑することはない。 |
利用 | 種子(籾)が主食として利用される。また、日本酒や味噌、醤油、菓子、糊などの原料として利用される。精米時にでる糠は糠漬けの材料として、収穫後の稲藁は畳床、敷藁、堆肥、蓆、縄として利用される。 |