イチョウ科 |
イチョウ属
ギンクゴ属 |
名称 | イチョウ(銀杏、公孫樹) |
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英名 | Ginkgo |
学名 | Ginkgo biloba |
性状 | 高木/冬季落葉/雌雄異株 |
大きさ | 高さ:10~20m/葉幅:5~8cm/雄花序長:2~3cm/果径:2~3cm |
形態 | 主幹がまっすぐ立つ。樹皮は荒く、老木になると“乳”と呼ばれる気根が垂れる。長枝からごく短い短枝を出す。葉は中央部が浅く割れた扇形で、長枝では互生し、短枝からは束生する。秋には黄葉して、落葉する。4~5月頃、葉の展開と同時に、短枝に花をつける。雄花は尾状花序になり下垂する。雌花は花柄の先に2個の胚珠をつける。風で運ばれた花粉が雌花につくと、発芽発達し、鞭毛をもって自由に動ける精虫ができ、9月頃受精が行なわれる。果実は核果状で、肉質の外種皮に包まれ、10~11月頃、黄褐色に熟す。外種皮は、悪臭がある。 |
品種 | 葉に白い筋状の斑が入るものや、漏斗状に葉が丸まった「喇叭銀杏(らっぱいちょう)」、葉の上に実をつける御葉付き銀杏(おはつきいちょう)」などがある。 |
原産地 | 中国 |
生育 | 強健で栽培容易。痩せ地にもよく耐えて生育し、萌芽性も高い。 |
利用 | 公園樹、街路樹、社寺の境内等で広く植栽される。材は良質で、碁盤などに利用される。種子は「銀杏(ぎんなん)」といい、食用になる。種子を包む肉質の外種皮は毒性があり、かぶれることがある。また「銀杏」にもやや毒性があり、食べ過ぎると中毒することがある。葉は薬用になる。 |