アブラナ（油菜）

一年草（秋～春の越年性）

高さ：80～150cm／葉長：15～20cm／花径：15～25mm／果長：5～10cm

秋に芽生え、ロゼット状で越冬し、早春に茎を伸ばす。葉は緑色で、縮緬状のしわがある。根生葉は不規則な羽状に深く切れ込み、鋸歯がある。茎生葉は上にいく程小さく、基部は茎を抱き、互生する。3～5月頃、伸ばした茎先に総状花序を作り、鮮黄色の4弁花を咲かせる。果実は長角果で上向きにつく。

野菜の「カブ」、「コマツナ」、「ミズナ」、「ハクサイ」などとは同一種。
現在採油のための栽培の主流になっているのは、明治以降に欧米諸国から輸入された「セイヨウアブラナ B. napus」で、別種。

中央アジア

強健で栽培容易。日当たりを好む。冬の寒さに充分当てないと春になっても花が咲かない。春になると青虫の食害を受けやすい。

花壇植え、切り花の観賞用。薹（蕾と花茎）、葉は食用。種は採油される。