モクセイ科 |
イボタノキ属
リグストルム属 |
名称 | ネズミモチ(鼠黐)タマツバキ(珠椿) |
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英名 | Japanese privet |
学名 | Ligustrum japonicum |
名の由来 | 「ネズミモチ」は、葉が「モチノキ」に似て、果実がネズミの糞に似ていることから。 |
性状 | 低木~小高木/常緑 |
大きさ | 高さ:2~6m/葉身長:4~8cm/葉柄長:5~12mm/花序長:5~12cm/花径:8~10mm/果長:8~10mm |
形態 | 主幹を立てるが、基部から多くの枝を出す。樹皮は灰褐色で皮目がある。葉は表面にやや光沢があり、先が尖った菱形状の楕円形で、全縁で、対生する。5〜6月頃、1年枝の先に円錐花序を作り、白い花を咲かせる。花冠は4裂して裂片が反り返る。雄しべは2本で花冠から突き出る。葯はクリーム色〜赤味がかった薄茶色。花には香りがある。果実は球形に近い長球形で、9月~翌2月頃に粉っぽい黒紫色に熟す。 |
類似 | 「ネズミモチ」は樹高が低く、葉はやや小さめで、葉を透かしても葉脈の細脈が透けない。葉は菱形状の楕円形。円錐花序がやや小さめ。 「トウネズミモチ」は樹高が高く、葉はやや大きめで、葉を透かしてみると葉脈の細脈が透けて見える。葉は卵形。円錐花序がやや大きめ。 |
品種 | 斑入り葉や、白実の品種がある。矮性で、葉の節間や花序が詰った「フクロモチ Ligustrum japonicum f. rotundifolium」という品種がある。 |
原産地 | 日本(関東~沖縄) |
生育 | 強健で、各種公害にも強く、刈り込みにも耐える。 耐陰性があるが、日陰だと花つきが悪くなる。繁殖は、挿し木、実生。 |
利用 | 庭木、公園樹、公共緑地、道路分離帯、生け垣。果実は薬用に利用される。 |