ムクロジ科 |
トチノキ属
アエスクルス属 |
名称 | トチノキ(栃の木、橡の木) |
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英名 | Japanese horse chestnut |
学名 | Aesculus turbinata |
性状 | 高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:15~35m/(小葉)葉身長:15~30cm/花序長:15~25cm/花径:15mm/果径:30~50mm |
形態 | 幹は直立し、樹冠は広円形。樹皮は灰褐色。葉は、小葉5~7枚からなる掌状複葉で、対生する。小葉は先が尖った倒卵形で、浅い鋸歯があり、葉脈が平行に並ぶ。秋には黄褐色になって落葉する。5月頃、枝先に大きな円錐花序を直立させ、雄花と両性花をつける。花は白色の4弁花で、花弁の基部がやや紅色を帯びる場合もある。雄しべは花弁から大きく突き出る。果実は球形の蒴果で、果皮が厚く、ざらついた斑点がある。9月頃、熟すと3つに割れて、種子を1~2個出す。種子は下部は白茶色で、上部は光沢がある茶褐色。 |
類似 | 「トチノキ」は、大型。葉も大型で、表面はフラットで、鋸歯が小さい。 「マロニエ」は小型。葉も小型で、表面が波打ち、鋸歯が大きい。 |
原産地 | 日本(北海道部南部~九州)、中国 |
生育 | 山地の渓流沿いに自生する。乾燥に弱い。成長は遅く、花はかなり大木に成長してからでないと咲かない。 |
利用 | 庭園樹、公園樹、街路樹。花はミツバチの蜜源となるが、トチ蜜はやや苦みがある。果実は渋抜きをしてトチ餅に利用される。材は家具、船舶車輌、屋内建材、楽器、漆器素地に使われる。 |