ムクロジ科 |
トチノキ属
アエスクルス属 |
名称 | マロニエセイヨウトチノキ(西洋栃の木) |
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英名 | Horse chestnut |
学名 | Aesculus hippocastanum |
名の由来 | 「Horse chestnut 馬栗」は、栗のような種子を、馬や家畜の飼料に使ったり、馬の咳を治す薬に用いたりしたことから。 |
性状 | 高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:20~25m/(小葉)葉身長:15~20cm/花序長:10~15cm/果径:15~35mm |
形態 | 幹は直立し、樹冠は広円形。樹皮は灰褐色。葉は、小葉5~7枚からなる掌状複葉で、対生する。小葉は先が尖った倒卵形で、鋸歯があり、葉脈が平行に並び、やや波打つ。秋には黄褐色になって落葉する。5月頃、枝先に大きな円錐花序を直立させ、雄花と両性花をつける。花は白色の4弁花で、花弁の基部がやや紅色を帯びる場合もある。雄しべは花弁から大きく突き出る。果実は球形の蒴果で、果皮は厚く、短く粗い棘に覆われる。9月頃、熟すと3つに割れて、種子を1~2個出す。種子は下部は白茶色で、上部は光沢がある茶褐色。 |
類似 | 「トチノキ」は、大型。葉も大型で、表面はフラットで、鋸歯が小さい。 「マロニエ」は小型。葉も小型で、表面が波打ち、鋸歯が大きい。 |
原産地 | ヨーロッパ(バルカン半島南部) |
利用 | ヨーロッパでは街路樹や公園樹としてよく使われる。パリの街路樹が有名。 |