ブナ科 |
コナラ属
クエルクス属 |
名称 | アラカシ(粗樫)カシ(樫) |
---|---|
学名 | Quercus glauca
Quercus glauca var. kuyuensis
Quercus glauca f. stenocarpa
Quercus glauca f. latifolia
Quercus glauca f. elongata
Cyclobalanopsis repandifolia
Cyclobalanopsis glauca var. kuyuensis
Quercus glauca var. nudata
Cyclobalanopsis glauca |
名の由来 | 「アラカシ」は、枝ぶりが荒々しいことから。 「Glauca」は、ラテン語で“淡青緑色の”という意。 |
性状 | 高木/常緑/雌雄異花 |
大きさ | 高さ:10~20m/葉身長:7~12cm/葉身幅:3~5cm/葉柄長:15~25mm/雄花序長:5~10cm/果長:1.5~2cm |
形態 | 樹皮は暗灰色で、小さな皮目があるが、滑らか。春先に出る新葉は、赤味を帯び、毛が多い。葉は濃緑色で、革質で、表面は光沢があり、裏面は灰緑色で、先が尖った倒長卵形で、葉先半分には浅い鋸歯がまばらにあり、互生する。4~5月頃、本年枝の下部の葉腋から黄褐色で紐状の雄花序を下垂させ、本年枝上部の葉腋に非常に小さい雌花を2〜3個つける。果実は堅果で、10~11月頃、縦縞がある茶褐色に熟して、先が尖った卵形〜卵球形になる。椀形の殻斗には横筋が入る。 |
類似 | 「シラカシ」の葉は葉幅が細めで、色目はやや明るい。どんぐりの先端には段があり、白っぽく、細かい毛が生える。 「アラカシ」の葉は葉幅が広めで、色目はやや暗い。どんぐりの先端は段がなく、そのまま尖る。 |
原産地 | 日本(本州~沖縄)、朝鮮、アジア東南部 |
生育 | 乾燥に強く、石灰岩地や荒廃地、土壌の浅い岩角地などに自生する。 |
利用 | 庭木、公園樹、街路樹、防風樹、防火樹。材は固くて重く、器具、木刀、薪などに利用される。 |