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最終更新日:2023.1.30
ブナ科
 
Quercus(クエルクス)
コナラ属
クエルクス属
名称

アラカシ(粗樫)

カシ(樫)
学名
Quercus glauca
Quercus glauca var. kuyuensis
Quercus glauca f. stenocarpa
Quercus glauca f. latifolia
Quercus glauca f. elongata
Cyclobalanopsis repandifolia
Cyclobalanopsis glauca var. kuyuensis
Quercus glauca var. nudata
Cyclobalanopsis glauca
名の由来
「アラカシ」は、枝ぶりが荒々しいことから。
Glauca」は、ラテン語で“淡青緑色の”という意。
性状
高木/常緑/雌雄異花
大きさ
高さ:10~20m/葉身長:7~12cm/葉身幅:3~5cm/葉柄長:15~25mm/雄花序長:5~10cm/果長:1.5~2cm
形態
樹皮は暗灰色で、小さな皮目があるが、滑らか。春先に出る新葉は、赤味を帯び、毛が多い。葉は濃緑色で、革質で、表面は光沢があり、裏面は灰緑色で、先が尖った倒長卵形で、葉先半分には浅い鋸歯がまばらにあり、互生する。4~5月頃、本年枝の下部の葉腋から黄褐色で紐状の雄花序を下垂させ、本年枝上部の葉腋に非常に小さい雌花を2〜3個つける。果実は堅果で、10~11月頃、縦縞がある茶褐色に熟して、先が尖った卵形〜卵球形になる。椀形の殻斗には横筋が入る。
類似
シラカシ」の葉は葉幅が細めで、色目はやや明るい。どんぐりの先端には段があり、白っぽく、細かい毛が生える。
「アラカシ」の葉は葉幅が広めで、色目はやや暗い。どんぐりの先端は段がなく、そのまま尖る。
原産地
日本(本州~沖縄)、朝鮮、アジア東南部
生育
乾燥に強く、石灰岩地や荒廃地、土壌の浅い岩角地などに自生する。
利用
庭木、公園樹、街路樹、防風樹、防火樹。材は固くて重く、器具、木刀、薪などに利用される。
アラカシ
千葉県習志野市、公園
2023.1.20
アラカシ
千葉県習志野市、公園
2023.1.18
アラカシ
千葉県習志野市、公園
2023.1.20
アラカシ
東京都江東区、木場公園
2021.10.2
アラカシ
千葉県習志野市、公園
2021.10.21
アラカシ
千葉県柏市、柏の葉公園
2013.10.7
アラカシ
千葉県習志野市、公園
2023.1.25
アラカシ
新芽
千葉県習志野市、公園
2023.1.20
アラカシ
果実(未熟)
東京都江東区、木場公園
2021.10.2
アラカシ
果実(未熟)
千葉県勝浦市、街路樹
2016.10.23
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