ハス科 |
ハス属
ネルンボ属 |
名称 | ハス(蓮)レンコン(蓮根)
ハスネ(蓮根)
ハチス(蜂巣) |
---|---|
英名 | Lotus, East indian lotus |
学名 | Nelumbo nucifera
Nelumbo komarovii |
性状 | 多年草/冬季休眠/水生(抽水)/根茎 |
大きさ | 高さ:20~100cm/葉身長:20~50cm/花径:70~300mm/種子長:15~20mm |
形態 | 池などの地中に根茎を横に伸ばし、くびれた節から根や長い葉柄のある葉を出す。根茎は太く、断面には放射状に7〜10個の穴がある。葉は円形で、上面に毛が密生し、撥水性があり、葉柄が盾状につく。葉柄には固い棘状の突起があり、断面には4個の穴がある。4月頃、新芽を出し、生育初期には水面に浮く浮葉になり、その葉はずっと浮いたままで過ごす。その後水面から上に立ち上がる立葉が出てくる。7~8月頃、長い花柄の先端に白〜桃色の花を1個咲かせる。花柄には固い棘状の突起があり、断面には7~8個の穴がある。花弁はスプーン状に湾曲し、花の中央部には数個の穴がある花托があり、その周囲には黄色い雄しべが多数ある。花は2〜3日間ほど、早朝に開き昼前頃には閉じる開閉運動を繰り返し、3〜4日目には花弁と雄しべは脱落し、花托と雌しべが残る。果実は長球形の石果で、花托に理没したまま黒っぽく熟す。 |
品種 | 小型~大型と、園芸品種が数多くある。花色は紅、紅紫、白、黄など。花弁は一重咲き15~16枚、半八重咲き18~25枚、八重咲き30~200枚程度。観賞用の品種の他に、食用の品種も多数ある。 |
原産地 | 熱帯~温帯アジア、オーストラリア北部 |
生育 | 肥沃な田土に植える。「スイレン」と異なり、水を張ることの出来る容器に、直接土を入れて栽培を行う。小型種で直径30cm、中型種で40cm、大型種で50cm程度の大きさの鉢が必要。なるべく長時間、直射日光に当たるようにする。耐寒性が高い。 |
利用 | 池や水槽などで観賞用。果実は花材として利用される。蓮根、未熟な種子は食用になる。 |
名称 | オオガハス(大賀蓮) |
---|---|
学名 | Nelumbo nucifera |
特徴 | 1951年、千葉市検見川町にある東京大学検見川農場内を発掘した際に、2000年前の泥炭層から発見された「ハス」の種が大賀一郎博士によって栽培されたもの。 |
名称 | ハス(蓮)‘キヨウ(黄陽)’ |
---|---|
学名 | Nelumbo nucifera ‘Kiyou’ |
特徴 | 中型。一重咲き。淡黄色の爪紅、花弁にピンク色の縦筋が入る。 |