TOPへ戻る
最終更新日:2021.6.1
バショウ科
 
Musa(ムサ)
バショウ属
ムサ属
名称

バナナ

ミバショウ(実芭蕉)
英名
Banana
学名
Musa spp.
解説

バショウ属の中で、果実を食用にするものを総称して「バナナ」と呼ぶ。ただし、加熱調理して食用にする種類は「プランテーン plantain」とも呼ばれる。

性状
多年草/常緑/一巡植物/雌雄異花/根茎
大きさ
高さ:1.5~10m/葉身長:1~2m
形態

茎は地下で横に這い、幹のように見える部分は、葉鞘が巻き重なった偽茎。葉は、大型の長楕円形で、中心の葉脈から垂れ下がる。偽茎の頂部から大型の花序を垂れ下げる。基部には2列に並んだ雌花群が、先端には2列に並んだ雄花群が段状につき、基部から開花する。花は赤紫色の大きな苞で被われており、基部からめくれて、多数の花を順に咲かせる。花後の果実が、一般に知られるバナナになる。 一度結実すると、枯死するが、株元に子株ができる。

品種
果実に種子が入り食用に適さない原種、果実を生食する品種、調理して食用にする品種などがある。自然交雑と、突然変異が繰り返され、正体のさだかでないものが多い。
果実を生食するものは「ムサ・アクミナタ Musa acuminata」系統の品種が多く、「リュウキュウバショウ(琉球芭蕉) Musa balbisiana」とそれらの交雑種「Musa x paradisiaca」が多数、作出されている。
原産地
東アジア、インド、マレーシア、ポリネシア西部
生育
耐寒温度は5℃程度。
利用
果樹、鉢植え観葉。実は食用になる。赤紫色になった苞は“バナナハート”と呼ばれ、野菜として食用になる。根茎と葉は薬用に利用される。
TOPへ戻る