TOPへ戻る
最終更新日:2015.3.13
コウヤワラビ科
 
Matteuccia(マッテウッキア)
クサソテツ属
マッテウッキア属
名称

クサソテツ(草蘇鉄)

コゴミ(屈)
英名
Ostrich fern, Shuttlecock fern
学名
Matteuccia struthiopteris
名の由来
「クサソテツ」は、草本で「ソテツ」に似ていることから。
「コゴミ」は、春の若芽の名称。
性状
多年草/冬季休眠/根茎
大きさ
栄養葉長:100cm/胞子葉長:50~60cm
形態

地中に走出枝を伸ばして繁殖し、群落を形成する。根茎は塊状で地中に直立し、古い葉柄の残りでゴツゴツ盛り上がる。葉には栄養葉と胞子葉の2種があり、根茎から束生する。4月頃、栄養葉が渦巻き状に出てくる。葉は小葉30〜40対からなる一回羽状複葉で、羽片は深裂して先端は円頭。9~11月頃、株の真ん中から胞子葉を立ち上げる。胞子葉も小葉30〜40対からなる一回羽状複葉だが、小葉は外側に巻きこみ、内部に胞子嚢がある。冬に栄養葉は枯れ落ちるが胞子葉は褐色になって留まり、翌春に胞子を飛散させる。

原産地
日本(北海道、本州、四国、九州)、アジア東部、ヨーロッパ、北アメリカ
生育
山地、山裾のやや湿り気のある場所に自生する。
利用
栄養葉の若芽を山菜として食用にする。
クサソテツ
千葉県船橋市、東邦大学、薬用植物園
2013.6.1
クサソテツ
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2013.5.3
クサソテツ
渦巻き状の栄養葉
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2014.4.17
クサソテツ
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2014.4.21
クサソテツ
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2014.5.9
クサソテツ
胞子葉
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2014.8.29
TOPへ戻る