ソテツ科 |
ソテツ属
キカス属
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名称 | ソテツ(蘇鉄) |
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英名 | Japanese sago palm |
学名 | Cycas revoluta |
名の由来 | 「蘇鉄」は、衰弱して枯れそうになった時に鉄屑を与えると元気を取り戻すからとも、幹が鋼のように強いからとも言われる。 |
性状 | 低木/常緑/雌雄異株 |
大きさ | 高さ:2~5m/葉長:50~150cm/小葉長:8~20cm/雄花序長:50~70cm/雌花序長:20cm/果径:30~40mm |
形態 | 株元や幹の途中から芽を吹くが、分枝は少ない。幹は古い葉柄の基部が残り、鱗状になる。葉は濃緑色で光沢があり、堅く、羽状複葉で、幹の先に輪生状につく。小葉は先が棘状に鋭く尖った線形。6~8月頃、開花する。雄花は細長い松毬のような形で、幹の先端に立ち上がるようにつき、鱗片に葯がつく。雌花は羽状の大胞子葉が球状に多数集合し、大胞子葉の下部に2~8個の胚珠がつく。胚珠は秋〜冬頃成熟し、朱赤色の核果状の種子ができる。 |
原産地 | 日本(九州南部~沖縄)、中国南部、台湾 |
生育 | 暖地に植える。寒い地方では、冬季にわらやこもで幹を巻いて、寒さよけをする。乾燥に強い。挿し木ができる。実生では、発芽まで2年かかる。成長は遅い。 |
利用 | 庭植え、公園樹。種子や幹からは澱粉が取れるが、良く晒さないと中毒を起こすことから、飢餓の際に“蘇鉄地獄”などと言われた。 |