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最終更新日:2017.11.15
クワ科
 
Broussonetia(ブルソネティア)
カジノキ属
ブルソネティア属
名称

ヒメコウゾ(姫楮)

コウゾ(楮)
英名
Paper mulberry
学名
Broussonetia kazinoki
名の由来
学名の「kazinoki」は、「カジノキ」と間違えたらしい。
「ヒメコウゾ」は「コウゾ」と呼ばれていたが、「カジノキ」との雑種の「コウゾ Broussonetia x kazinoki」が中国から渡来してから区別するために「ヒメコウゾ」と呼ばれるようになった。
性状
低木/冬季落葉/雌雄異花または雌雄異株
大きさ
高さ:2~5m/葉身長:8~15cm/葉柄長:1~2cm/果径:10~15mm
形態
葉は互生し、縁には鋸歯があり、先が尖った楕円形、もしくは深く2~3裂あるいは5裂する。表面は少しざらつきがある。春の新葉は赤味を帯びる。4~5月頃、葉の展開と同時に開花する。雌雄異花で、雄花序は枝の基部の方につき、雌花序は上部の葉腋につく。果実は球形の集合果で、6月頃オレンジ色に熟し、甘味がある。
類似
マグワ」は、葉の先端がやや丸くなる傾向がある。雄花序が長い。花柱が短く、果実はなめらか。
ヤマグワ」は、葉の先端が尾状に伸びる傾向がある。雄花序が短い。花柱が長く、果実はざらざら。
「ヒメコウゾ」は春の新葉が赤い。果実が熟しても黒くならない。雌雄同株。葉柄長は1cm以下。
「コウゾ」は、雌雄異株。葉柄長は1cm以上。
原産地
日本(本州~沖縄)、朝鮮、中国南部
生育
各地の山地に自生。
利用
樹皮が和紙の原料になる。
ヒメコウゾ
東京都新宿区、緑地帯
2006.6.3
ヒメコウゾ
東京都新宿区、緑地帯
2006.6.27
ヒメコウゾ
葉は切れ込みがあるものないものが混在
東京都新宿区、緑地帯
2006.6.3
ヒメコウゾ
春の新葉は赤い
東京都新宿区、集合住宅
2006.4.30
ヒメコウゾ
雌花(上)と雄花(下)
東京都新宿区、緑地帯
2007.4.20
ヒメコウゾ
果実
東京都新宿区、集合住宅
2004.6.9
NOTE
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