アブラナ科 |
タネツケバナ属
カルダミネ属
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名称 | タネツケバナ(種浸け花)タガラシ(田芥子) |
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学名 | Cardamine scutata
Cardamine flexuosa
Cardamine scutata subsp. flexuosa |
名の由来 | 「タネツケバナ」は、稲の種籾を水に漬け、苗代の準備をする頃に咲くことから。 |
性状 | 一年草(冬~翌初夏の越年生) |
大きさ | 高さ:10~30cm/根生葉長:4~9cm/茎生葉長:3~5cm/花径:3mm/果長:1.5~2cm |
形態 | 秋に芽生え、ロゼット状で越冬し、春に花茎を伸ばす。茎、葉、葉柄には細かい毛が散生する。根生葉は奇数羽状複葉で、果期には枯れる。根生葉の小葉は円形~楕円形で、ゆるく切れ込みが入る。茎生葉は奇数羽状複葉で、互生する。小葉は楕円形~長楕円形で、切れ込みが入る。4~6月頃、茎先に総状花序を作り、白色の4弁花を咲かせる。果実は長角果でやや上向きにつく。 |
類似 | 「タネツケバナ」は、湿地に自生し、花期はやや遅い。果期には根生葉が枯れ、茎生葉が残る。長角果はやや上向きにつく。 「ミチタネツケバナ」は、乾燥地に自生し、花期はやや早い。果期にも根生葉が残り、茎生葉はほとんど無い。長角果は茎に沿うように上向きにつく。 |
原産地 | 日本全土、北半球の温帯域 |
生育 | やや湿り気のある田の畦や水辺、道路脇や空き地などに自生。 |