アケビ科 |
ムベ属
ストーントニア属
|
名称 | ムベ(郁子)トキワアケビ(常磐通草) |
---|---|
英名 | Japanese staunton vine |
学名 | Stauntonia hexaphylla |
名の由来 | 「ムベ」は、果実を食した天智天皇が発した“むべなるかな”という一言に由来する。 |
性状 | 木本/常緑/雌雄異花/蔓性(巻きつき) |
大きさ | 葉長:5~10cm/果長:5~8cm |
形態 | 他物に巻きついて成長する。葉は小葉3〜7枚からなる掌状複葉で、互生する。小葉は厚くて光沢があり、先が尖った楕円形〜卵形で、全縁。3~4月頃、新葉の葉腋に総状花序を作り、下垂させる。花は花弁がなく、萼片6個からなり、外側の3枚は幅広で、内側の3枚は幅が狭い。萼片は外側が白〜黄白色で、内側が白〜淡紫色〜紫色。果実は液果で、秋にくすんだ暗紅色に熟す。 |
類似 | 果実は「アケビ」と似ているが、「アケビ」のように開裂はしない。 |
原産地 | 日本(関東地方以南)台湾、朝鮮半島南部、中国 |
生育 | 温暖な地域の林縁、谷沿いや斜面下部などの水分を得やすい場所に生育する。生長は比較的遅い。性質は強健。日当たりがよく、排水良好な土壌を好む。繁殖は、挿し木、実生。自家結実性だが、雄花が先に開花するので、人口受粉で結実させる。 |
利用 | 庭植え、緑陰樹、生け垣、鉢植え、花材。果実は食用。 |