アオイ科 |
シナノキ属
ティリア属
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名称 | ナツボダイジュ(夏菩提樹) |
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英名 | Broad-leaved lime, Bigleaf linden |
学名 | Tilia platyphyllos |
名の由来 | 「ナツボダイジュ」は、やや暖地に生息し、葉の小さな「フユボダイジュ T. cordata」は寒冷地に生息する。 |
性状 | 高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:10~20m/葉長:5~12cm/花径:15~30mm/果長:10~12mm |
形態 | 樹皮は暗褐色で、縦に浅く裂ける。葉は左右非対称の歪んだ心形で、やや不ぞろいの鋭い鋸歯があり、葉柄があり、互生する。葉は両面有毛。秋には黄色くなって落葉する。6~7月頃、葉腋に集散花序を作り、数個~10数個の淡黄色の花を咲かせる。花は平開し、萼片5個、花弁5個、雌しべ1、雄しべ多数で、長い雄しべが花弁の外に広がる。花には芳香がある。花序の柄の基部にはへら形の包葉がつき、合着しているので、包葉の中央から花序の柄が出たように見える。果実はほぼ球形の堅果で、10月頃に熟し、柄からは離れずに包葉と花序ごと落ちる。 |
類似 | 「ボダイジュ」に比べて花弁が大きく平開し、雄しべが長く派手。 |
品種 | ヨーロッパには、葉が黄金色になるものや、冬に小枝が赤く染まる園芸品種がある。 |
原産地 | ヨーロッパ |
生育 | 湿り気のある肥沃な土壌を好む。風、 塩、 及び大気汚染に強い。 |
利用 | 街路樹、公園樹。ただし、日本ではあまり流通していない。 |