モクレン科 |
モクレン属
マグノリア属
マニョリア属
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名称 | コブシ(辛夷) |
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英名 | Kobus magnolia |
学名 | Magnolia kobus
Magnolia praecocissima |
名の由来 | 「コブシ」は、蕾の姿、あるいは果実の形が、挙に似ているところから。 「辛夷」は、中国名では「モクレン」のこと。 |
性状 | 高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:10~20m/葉長:9~17cm/花径:60~100mm/果長:5~10cm |
形態 | 樹形は広円錐形。樹皮は灰色で割れ目がない。葉は倒卵形で幅が広く、先端に近い場所で最も広い。互生し、全縁で少し波打つ。3~4月頃、葉の展開に先だって枝先に芳香ある白色の花を咲かせる。花は6枚の花弁と、花弁のように見える3枚の萼片との、9個の花被片からなり、花弁はやや丸みを帯びていて、基部は桃色を帯びる。花のすぐ下に葉が1枚付く。9~10月頃熟す果実は袋果が集まった集合果で、瘤のある不規則な赤い長楕円形。熟すと裂開して朱色の種子を出す。 |
品種 | 同属内での交配品種がたくさんある。 |
原産地 | 日本(北海道~九州、主に太平洋側)、朝鮮南部 |
生育 | 日照を好み、土質はあまり選ばない。 |
利用 | 庭木、公園樹、盆栽。材は器具、建築。蕾は鎮静、鎮痛剤。花は香水の原料。樹皮、枝葉からはコブシ油を採る。 |