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最終更新日:2023.9.14
マメ科
 
Pisum(ピスム)
エンドウ属
ピスム属
名称

エンドウ(豌豆)

グリーンピース
英名
Pea
学名
Pisum sativum
性状
一年草(秋~翌夏の越年性、または春~夏)/蔓性(巻きヒゲ)
大きさ
高さ:80~150cm/(小葉)葉身長:2~5cm/花径:30mm/果長:5~8cm
形態
茎は中空でやや四角張り、直立するが軟弱。葉は1~3対の小葉があり、先端は巻きヒゲになって二股に分岐する偶数羽状複葉で、互生する。小葉は卵形または楕円形で全縁。葉の付け根には大きく茎を包む托葉があり、下半部に鋸歯がある。春に葉腋から先端が二股になった長い花柄を出し、2個の赤紫色または白の蝶形花をつける。花後できる果実は豆果で線状長楕円形、5個程の種子を含む。種子は丸く、緑色、黄白色、褐色、または斑紋や斑点の入るものなどがある。
品種
大きく乾燥した豆を食用に利用する「コウキョウシュ(硬莢種)」と、未熟な莢や完熟前の豆を食用に利用する「ナンキョウシュ(軟莢種)」に分けられる。
「硬莢種」は花は赤紫色が多く、莢は硬く、完熟果実は赤褐色や緑色。日本では「アカエンドウ(赤豌豆)」はみつ豆やゆで豆に、「アオエンドウ(青豌豆)」は煎り豆、煮豆、鶯餡などに利用されえる。
「軟莢種」は花は白色が多く、莢は柔らかく、完熟果実は明るいベージュ色。グリーンピースを食べる「ウスイエンドウ(碓井豌豆)」、未熟な莢を食べる「キヌサヤエンドウ(絹莢豌豆)」、生長しても莢が固くならずに莢ごと食べる「スナップエンドウ」などがある。
原産地
中央アジア、地中海沿岸
生育
酸性土壌に弱いので石灰で土壌酸度を調整する。連作障害がでやすい。移植を嫌う。支柱を立て誘引が必要。
利用
乾燥種子、生豆(グリンピース)、未熟な莢を食用にする。また、スプラウトは「豆苗」の名で、食用にする。
エンドウ
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エンドウ
千葉県千葉市、畑
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エンドウ
千葉県千葉市、畑
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エンドウ
花と托葉
千葉県千葉市、畑
2007.4.2
エンドウ
千葉県千葉市、畑
2007.3.11
エンドウ
葉と巻きヒゲ
千葉県千葉市、住宅、鉢植え
2007.3.21
エンドウ
千葉県千葉市、住宅、鉢植え
2007.3.21
エンドウ
果実(未熟)
千葉県千葉市、住宅、鉢植え
2007.3.21
NOTE
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