マツ科 |
カラマツ属
ラリクス属 |
名称 | カラマツ(落葉松、唐松)フジマツ(富士松)
ラクヨウショウ(落葉松) |
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学名 | Larix kaempferi
Larix leptolepis |
名の由来 | 「カラマツ」は、冬季落葉して葉がカラになることからとする説と、葉の出方が中国の唐時代の絵の松に似ているためとする説がある。 |
性状 | 高木/冬季落葉/雌雄異花 |
大きさ | 高さ:15〜30m/短枝長:1〜2mm/長枝長:10〜50cm/葉身長:2〜3cm/果長:2〜3.5cm |
形態 | 樹形は円錐形になるが、強風地帯では低木状になり、ねじれて横に広がる。樹皮は灰褐色で、荒く縦に裂け、鱗片状にはがれ落ちる。枝はあまり太くならず、ほぼ水平に伸びる。葉は粉っぽい薄緑色で柔らかい線形で、短枝の先には短い葉が束生し、長枝には長い葉が螺旋状に互生する。春先の芽吹き後の葉はすべてが短枝葉。秋には黄色く色づいて落葉する。4〜5月頃、葉の展開とほぼ同時に、葉の出ない短枝に淡褐色で卵形の雄花が下向きにつき、短枝に束生した葉の中に紅紫色で卵形の雌花が上向きにつく。果実は卵形の球果で、薄緑色で、熟すと茶色になり、種子を散布し、その後も枝に残る。種子には長い翼がある。 |
原産地 | 日本(東北南部〜中部の冷温帯、亜高山帯) |
生育 | 荒れ地、痩せ地、湿地に生育し、パイオニア的性格を持つ。成長が早く、育成が容易。 |
利用 | 公園樹、防風林、盆栽。建築用材、土木資材、合板や集成材などに利用される。 |