ペンタフィラクス科 (サカキ科、モッコク科) |
モッコク属
テルンストロエミア属 |
名称 | モッコク(木斛) |
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学名 | Ternstroemia gymnanthera
Ternstroemia japonica |
性状 | 高木/常緑/両性花の木と雄花だけの雄木がある |
大きさ | 高さ:10~15m/葉身長:3~7cm/葉柄長:3~6mm/花径:15mm/果径:10~15mm |
形態 | 主幹が立ち、基部からもよく分枝して、球形〜長球形の端正な樹形になる。樹皮は暗褐色で、平滑。葉は厚く光沢があり、先が尖った楕円形で、全縁で、葉柄は赤みを帯び、枝先に集まって互生する。6~7月頃、葉腋や芽鱗腋に長い花柄のある5弁花を下向きに単生させる。花は白色→薄黄色に変化し、花弁は反り返る。普通両性だが、雌しべが退化した雄花だけをつける株もある。果実はほぼ球形の液果と蒴果の中間の形態で、10月頃に果皮が裂開して赤い種子を出す。 |
品種 | 斑入り葉や、矮性の品種がある。 |
原産地 | 日本(本州中部~沖縄)、中国南部、東南アジア |
生育 | 暖地に適す。耐陰性、耐潮性が高い。成長は遅い。若木でも樹形が乱れず端正。病虫害が多い。 |
利用 | 庭木、公園樹。材はたいへん緻密で堅く、白蟻の害や腐りを受けにくいため、沖縄では第一級の建築材とされている。床柱、寄せ木細工、櫛、くり物、薪炭などに利用される。樹皮から褐色の草木染めを作る。 |