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最終更新日:2023.1.31
ブナ科
 
Quercus(クエルクス)
コナラ属
クエルクス属
名称

ウバメガシ(姥目樫)

学名
Quercus phillyreoides
名の由来
「ウバメガシ」は、新芽が茶褐色のため“姥芽”から。
性状
低木〜小高木/常緑/雌雄異花
大きさ
高さ:3~10m/葉身長:3~6cm/葉身幅:2~3cm/葉柄長:2~5mm/雄花序長:2~2.5cm/果長:2~2.2cm
形態
樹皮は黒褐色で縦方向に裂ける。枝はよく枝分かれする。春先に出る新芽は茶褐色。葉は濃緑色で、革質で、表面は光沢があり、裏面は薄緑色で、先がやや尖った倒長卵形で、表側がやや盛り上がり、葉先半分には浅い鋸歯がまばらにあり、互生する。4~5月頃、本年枝の下部の葉腋から黄褐色で紐状の雄花序を下垂させ、本年枝上部の葉腋に非常に小さい雌花を1〜2個つける。果実は堅果で、受粉後、年を越して翌年の10~11月頃、縦縞がある橙褐色に熟して、先が尖った卵形〜長卵形になる。浅い椀形の殻斗は、総苞片が瓦状に並ぶ。
品種
葉が細くて、縮れているように見える「チリメンガシ」がある。
原産地
日本(本州関東~沖縄)、中国、朝鮮半島
生育
海岸付近の乾いた丘陵や山地の向陽地に自生。成長はきわめて遅い。刈り込みに強く、乾燥に強い。
利用
庭木、街路樹、生垣、盆栽。材は緻密で硬く、備長炭の原料として利用される。
ウバメガシ
千葉県習志野市、緑地
2021.4.4
ウバメガシ
千葉県千葉市、街路樹
2021.4.11
ウバメガシ
東京都新宿区、街路樹
2008.4.21
ウバメガシ
千葉県習志野市、緑地
2021.4.11
ウバメガシ
千葉県習志野市、緑地
2021.4.11
ウバメガシ
東京都新宿区、街路樹
2012.4.28
ウバメガシ
千葉県習志野市、谷津干潟公園
2011.10.24
ウバメガシ
千葉県習志野市、緑地
2023.1.20
ウバメガシ
千葉県習志野市、香澄公園
2023.1.30
ウバメガシ
新芽
千葉県習志野市、緑地
2023.1.20
ウバメガシ
新芽
東京都江東区、夢の島公園
2010.3.19
ウバメガシ
新芽
東京都江東区、夢の島公園
2010.4.18
ウバメガシ
東京都新宿区、街路樹
2008.4.21
ウバメガシ
雌花(上)と雄花(下)
東京都江東区、夢の島公園
2010.4.18
ウバメガシ
雌花
東京都江東区、夢の島公園
2010.4.18
ウバメガシ
果実
千葉県千葉市、検見川の浜
2011.11.5
ウバメガシ
果実
千葉県千葉市、検見川の浜
2011.11.5
NOTE

品種

名称

チリメンガシ(縮緬樫)

学名
Quercus phillyraeoides f. crispa
特徴
葉は細く、先端が細く尖り、葉脈の部分が凹むため縮れているように見える。
チリメンガシ
東京都文京区、小石川植物園
2009.6.14
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