フトモモ科 |
ミルキアリア属 |
名称 | ジャボチカバミルキアリア・カウリフロラ
キブドウ(木葡萄) |
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英名 | Jaboticaba |
学名 | Myrciaria cauliflora |
名の由来 | 「ジャボチカバ Jaboticaba」は、ブラジル先住民族ツピー語で“Jaboti=陸亀+caa=果実+ aba=場所”の合成語。 「キブドウ」は、果実が幹に直接結実し、外観や味も葡萄と似ていることから。 種小名の「cauliflora」は、茎生花(けいせいか)の”という意。 |
性状 | 小高木/常緑 |
大きさ | 高さ:5〜10m/葉身長:3~10cm/花径:5〜10mm/果径:2〜2.5cm |
形態 | 幹は滑らか。地際近くから多数の枝を出す。葉は、先が尖った長卵形で、対生する。春〜秋頃(原産地では周年)、幹から直接花を咲かせる(幹生花)。花は白い4弁花で、雄しべが多数ある。果実は球形の液果で、幹に直接つき、光沢がある黒紫色に熟す。果肉は半透明の白色〜ピンク色で、2〜3個の種子を含む。 |
品種 | 四季成り性と一季成り性がある。品種によって果実や葉の大きさが様々。 |
原産地 | ブラジル(南部)、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア |
生育 | 山地や内陸の川辺に自生する。湿度と弱酸性の土壌を好む。成長はやや遅い。自家受粉性。品種にもよるが、やや耐寒性がある。 |
利用 | 果樹(熱帯、亜熱帯地域で)。果実は生産地では生食される。痛みやすいので遠方への流通はしない。果実はゼリー、ジャム、ジュース等へ加工される。鉢植え。 |