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最終更新日:2022.12.19
ブドウ科
 
Ampelopsis(アンペロプシス)
ノブドウ属
アンペロプシス属
名称

ノブドウ(野葡萄)

ザトウエビ(座頭蝦)
ヘビブドウ(蛇葡萄)
英名
Porcelain berry
学名
Ampelopsis glandulosa var. heterophylla
Ampelopsis brevipedunculata
Ampelopsis brevipedunculata var. heterophylla
Ampelopsis heterophylla
性状
木本/冬季落葉/蔓性(巻きヒゲ)
大きさ
葉長:4~13cm/花径:3mm/果径:60~80mm
形態
蔓性で、巻きヒゲを他物に巻きつけてよじ登る。 茎の基部は木質になり、蔓は長くのびてジグザグに曲がり、節はしばしは肥厚する。葉は互生し、普通3~5裂し、縁には鋸歯がある。葉の形には変異が多く、深く切れ込むものもある。葉と対生して二股に分かれた巻きひげがある。7~8月に葉に対生して集散花序を出し、黄緑色のごく小さな花を咲かせる。球形の液果は淡い紫色を経て空色に熟す。果実は正常なものが少なく、多くはブドウタマバエやブドウトガリバチが寄生して“虫えい”を作る。この場合は果実が大きく不規則にゆがんだ球形になり、赤色になることもある。
品種
特に葉が深く切れ込むタイプものは「キレハノブドウ Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides」として区別する。また、葉が無毛の「テリハノブドウ Ampelopsis glandulosa var. hancei」がある。
乳白色の斑が入る、園芸品種がある。
原産地
日本(北海道~沖縄)、アジア東北部
生育
藪や草原に繁茂している。
ノブドウ
千葉県夷隅郡、海岸
2017.7.8
ノブドウ
千葉県習志野市、道端
2020.7.13
ノブドウ
千葉県千葉市、畑脇
2021.7.31
ノブドウ
千葉県千葉市、畑脇
2021.7.31
ノブドウ
千葉県勝浦市、川沿い
2015.8.8
ノブドウ
千葉県千葉市、道端
2018.9.6
ノブドウ
千葉県千葉市、駐車場
2018.10.20
ノブドウ
千葉県習志野市、道端
2020.11.26
ノブドウ
千葉県勝浦市、林
2005.11.19
ノブドウ
東京都新宿区、住宅
2005.8.14
ノブドウ
東京都新宿区、学校
2005.8.28
ノブドウ
果実
千葉県千葉市、駐車場
2018.10.20
NOTE
  • 赤っぽい葉柄を持つ濃い緑の葉は色も形も美しい。蔓が茂る形もよく、絵になる植物だ。秋に熟す空色の実はめったにない色合いで、はっとするような鮮やかさ。[2005.8.28]

品種

名称

ノブドウ(野葡萄)/キレハノブドウ(切葉野葡萄)

学名
Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides
Ampelopsis glandulosa var. heterophylla f. citrulloides
特徴
葉の切れ込みが深いものを「ノブドウ」の品種として区別することがある。
ノブドウ
千葉県千葉市、緑地
2018.9.2
ノブドウ
千葉県千葉市、緑地
2018.9.2
NOTE
  • 上の2枚の写真は同じ株の葉。さらに、切れ込みの深いものを挿し芽して育ててみたら、年々丸くなってきている。葉の切れ込みだけで区別するのは馬鹿げている、とは私の感想。[2021.10.8]
名称

ノブドウ(野葡萄)‘エレガンス’

ノブドウ(野葡萄)/ニシキノブドウ(錦野葡萄)
学名
Ampelopsis glandulosa‘elegans’
特徴
芽吹きの葉は緑色だが、だんだん乳白色の斑が浮き上がり、新葉が薄赤紫色に染まる。
ノブドウ
東京都新宿区、店舗
2005.6.17
ノブドウ
千葉県習志野市、自宅
2012.5.3
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