ヒノキ科 |
ラクウショウ属
タクソディウム属 |
名称 | ラクウショウ(落羽松)ヌマスギ(沼杉) |
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英名 | Bald cypress, Swamp cypress, White cypress, Tidewater red cypress |
学名 | Taxodium distichum |
名の由来 | 「ラクウショウ」は、羽のような枝ごと葉が落ちることから。 |
性状 | 高木/冬季落葉/雌雄異花/中生〜水生(湿性、挺水) |
大きさ | 高さ:20~50m/葉身長:1~2cm/葉幅:1mm/果径:20~35mm |
形態 | 幹は直立し、樹形は円柱形になる。樹皮は赤褐色で縦に長く裂ける。幹の周囲には湿地で呼吸を助ける、円錐形のこぶのような膝(しつ)という気根を地中や水中から出す。葉は羽状複葉に見えるが、先の尖った扁平な線形の葉が、鳥の羽根状に互生したもの。葉は明緑色で柔らかく、秋には赤褐色に変色し、枝ごと落葉する。雌雄異花で、2~4月頃、枝先に雌花と雄花をそれぞれつける。雄花は穂状花序の房になって枝の先に垂れ下がり、雌花は枝先に単生する。果実は球形の球果で、若いうちは薄緑色で、10月頃に褐色に熟すと、バラバラになって落下する。 |
類似 | 「メタセコイア」は葉も枝も対生で、葉色はやや暗い。膝はできない。球果は長球形で、熟すと形を留めたまま落下する。果柄が長い。 「ラクウショウ」は葉も枝も互生で、葉色は明るい。湿地では膝ができる。球果は球形で、熟すとばらばらになって落下する。果柄はごく短い。 |
品種 | 矮性や匍匐性の園芸品種がある。 |
原産地 | 北アメリカ(南東部)、メキシコ |
生育 | 湿潤地における生育に適しており、長期間の水没に耐える。通常の場でも育つ。剪定はせずに自然樹形にする。実生、挿し木。 |
利用 | 池沿いや川辺の公園樹、庭園樹。材は建築用材、器具材、土木用材、船舶材に利用される。 |