ヒノキ科 |
ビャクシン属
ネズミサシ属
ユニペルス属 |
名称 | セイヨウネズ(西洋杜松) |
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英名 | Common Juniper |
学名 | Juniperus communis |
名の由来 | 「communis」は、“普通の、共通の”の意。 |
性状 | 低木~小高木/常緑/雌雄異株 |
大きさ | 高さ:3~10m/葉身長:0.5~1cm/果径:0.5~1.2cm |
形態 | 樹形は不整形。幹はねじれることが多い。環境や品種により円錐形や円柱形に育つものもあるが、横に這い広がるものもある。樹皮は茶褐色で縦に長く裂ける。葉は先端が鋭く尖った硬い針状で、光沢があり、3輪生する。葉の表面中央に、白く広めの気孔線が入る。雌雄異株で、3〜4月頃、それぞれ枝先の葉腋に雌花や雄花をつける。雄花は卵形で明るい黄褐色、雌花は鱗状の長球形で薄黄緑色。果実は球形の球果で、若いうちは白緑色で、1年半で成熟すると、ワックス質に覆われた黒紫色になる。球果は木質ではなくやや肉質の液果状になる。 |
品種 | 日本の「ミヤマネズ Juniperus communis var. nipponica」の基本種。自生地域によりいくつかの亜種がある。園芸品種がいろいろある。 |
原産地 | 北極、北アメリカ、ヨーロッパ、西アジア |
利用 | 庭木、公園樹。球果は乾燥して杜松の実 (Juniper berry ジュニパーベリー)として蒸留酒のジンなど酒類の香り付け、肉や詰め物などの風味付けとして食材に利用される。 |
名称 | セイヨウネズ(西洋杜松)‘センチネル’ |
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学名 | Juniperus communis ‘Sentinel’ |
特徴 | 樹高は2〜3m程度。樹形は狭円筒形で先が尖る。葉は表面が濃緑色、裏面が灰白緑色で、年中ほぼ同じ色を保つ。 |
名称 | セイヨウネズ(西洋杜松)‘スエシカ’ |
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学名 | Juniperus communis ‘Suecica’ |
特徴 | 樹高は4〜7m程度。樹形は、円筒形になるが、成木になると割れて樹形が乱れる。葉は表面が濃緑色、裏面が灰白緑色。 |