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最終更新日:2022.1.15
ヒノキ科
 
Juniperus(ユニペルス)
ビャクシン属
ネズミサシ属
ユニペルス属
名称

ネズミサシ(鼠刺し)

ネズ(杜松)
ムロ(榁)
英名
Needle juniper, Stiff-leaved juniper, Temple juniper
学名
Juniperus rigida
名の由来
「ネズミサシ」は、硬く尖った針葉をネズミ避けに利用した事から。
盆栽では、音読みの「トショウ」の名になる。
性状
小高木~高木/常緑/雌雄異株
大きさ
高さ:3~10m/葉身長:1~2cm/果径:0.6~0.9cm
形態
幹は直立し、樹形は不整形。樹皮は茶褐色で縦に長く裂ける。枝は斜上し、先端がやや下垂する。葉は先端が鋭く尖った硬い針状で、光沢があり、3輪生する。葉の表面中央に、白く細い気孔線が入る。雌雄異株で、4〜5月頃、それぞれ枝先の葉腋に雌花や雄花をつける。雄花は卵形で明るい茶褐色、雌花は鱗状の球形で薄茶色。果実は球形の球果で、若いうちは白緑色で、1年半で成熟すると、ワックス質に覆われた黒紫色になる。球果は木質ではなくやや肉質の液果状になる。
品種
園芸品種がある。
原産地
日本(本州(東北以南)、四国、九州、沖縄)、中国北部、ロシア南部、朝鮮半島
成育
丘陵から山地の尾根などの痩せ地に自生。日当たりを好み、耐暑性に優れる。
利用
庭木、公園樹、街路樹、社寺林、生垣、盆栽。材は、建築、器具材に利用される。果実は漢方薬として利用される。
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