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最終更新日:2021.10.15
ヒガンバナ科
 
Allium(アリウム)
ネギ属
アリウム属
名称

ネギ(葱)

英名
Welsh onion
学名
Allium fistulosum
Allium bouddhae
Allium fistulosum var. bouddhae
性状
多年草/夏季休眠
大きさ
高さ:30~80cm/葉身長:30〜80cm/花序径:20~50mm
形態
葉は先が尖った中空の筒状で、互生し、葉の基部は重なり合う。5~6月頃、花茎を立ち上げ、茎頂に“葱坊主”と呼ばれる、袋状の総苞で包まれた花序ができ、総苞が開いて花を咲かせる。花序はほぼ球形。花被片は白緑色で、すぼまったままで平開しない。果実は蒴果で、中に黒い三角形の種子入る。夏に地上部が枯れ、休眠する。
品種
様々な品種が栽培されている。関東、東北地方では、主に葉鞘の白い部分を食用とする「根深ネギ(千住ネギ、下仁田ネギ)」が、関西地方以西では、緑色の部分を食べる「葉ネギ(九条ネギ、岩槻ネギ)」が、中部地方では中間的な「越津ネギ」が栽培される。
原産地
中国西部、中央アジア
生育
日当たりと排水良く。肥沃な土壌を好む。連作を嫌う。多年草だが、栽培上は一年草として扱う。
春に播種、冬に収穫。または秋に播種、春に薹立ちした花茎を切り取り、秋に収穫する。夏の休眠期に掘り起こして乾燥させる手法もある。
利用
鱗茎や葉が食用、薬味用に利用される。

品種

名称

ネブカネギ(根深葱)

学名
Allium fistulosum
特徴
主に関東、東北地方で栽培される、葉鞘の白い部分を食用とする品種群。
ネブカネギ
千葉県千葉市、畑
2012.9.5
ネブカネギ
千葉県習志野市、畑
2015.9.30
ネブカネギ
千葉県習志野市、畑
2015.10.20
ネブカネギ
千葉県千葉市、畑
2015.5.23
ネブカネギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
ネブカネギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.6.25
ネブカネギ
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.4.27
ネブカネギ
果実
茨城県つくば市、筑波実験植物園
2021.6.25
名称

ハネギ(葉葱)

学名
Allium fistulosum
特徴
主に関西地方以西で栽培される、土寄せせず、葉身部を食用とする品種群。
ハネギ
千葉県習志野市、畑
2013.4.1
ハネギ
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2018.7.27
ハネギ
千葉県習志野市、自宅
2021.10.7
名称

ヤグラネギ(櫓葱)

サンガイネギ(三階葱)
学名
Allium fistulosum var. viviparum
特徴
“葱坊主”の代わりに珠芽(しゅが、むかご)ができ、そこから新芽が伸びる。さらに新芽の先にも珠芽ができる。
ネギ
千葉県船橋市、東邦大学、薬用植物園
2013.6.1
ネギ
珠芽
千葉県船橋市、東邦大学、薬用植物園
2013.6.1
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