ヒガンバナ科 |
ネギ属
アリウム属
|
名称 | ネギ(葱) |
---|---|
英名 | Welsh onion |
学名 | Allium fistulosum
Allium bouddhae
Allium fistulosum var. bouddhae |
性状 | 多年草/夏季休眠 |
大きさ | 高さ:30~80cm/葉身長:30〜80cm/花序径:20~50mm |
形態 | 葉は先が尖った中空の筒状で、互生し、葉の基部は重なり合う。5~6月頃、花茎を立ち上げ、茎頂に“葱坊主”と呼ばれる、袋状の総苞で包まれた花序ができ、総苞が開いて花を咲かせる。花序はほぼ球形。花被片は白緑色で、すぼまったままで平開しない。果実は蒴果で、中に黒い三角形の種子入る。夏に地上部が枯れ、休眠する。 |
品種 | 様々な品種が栽培されている。関東、東北地方では、主に葉鞘の白い部分を食用とする「根深ネギ(千住ネギ、下仁田ネギ)」が、関西地方以西では、緑色の部分を食べる「葉ネギ(九条ネギ、岩槻ネギ)」が、中部地方では中間的な「越津ネギ」が栽培される。 |
原産地 | 中国西部、中央アジア |
生育 | 日当たりと排水良く。肥沃な土壌を好む。連作を嫌う。多年草だが、栽培上は一年草として扱う。 春に播種、冬に収穫。または秋に播種、春に薹立ちした花茎を切り取り、秋に収穫する。夏の休眠期に掘り起こして乾燥させる手法もある。 |
利用 | 鱗茎や葉が食用、薬味用に利用される。 |
名称 | ネブカネギ(根深葱) |
---|---|
学名 | Allium fistulosum |
特徴 | 主に関東、東北地方で栽培される、葉鞘の白い部分を食用とする品種群。 |
名称 | ハネギ(葉葱) |
---|---|
学名 | Allium fistulosum |
特徴 | 主に関西地方以西で栽培される、土寄せせず、葉身部を食用とする品種群。 |
名称 | ヤグラネギ(櫓葱)サンガイネギ(三階葱) |
---|---|
学名 | Allium fistulosum var. viviparum |
特徴 | “葱坊主”の代わりに珠芽(しゅが、むかご)ができ、そこから新芽が伸びる。さらに新芽の先にも珠芽ができる。 |