バラ科 |
カリン属
プセウドキドニア属
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名称 | カリン(花梨)アンランジュ(安蘭樹)
クワズナシ(喰わず梨) |
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英名 | Chinese quince |
学名 | Pseudocydonia sinensis
Chaenomeles sinensis |
名の由来 | 「カリン」は、東南アジア原産で家具や細工物などに使われる高級材に使われる、マメ科の「カリン=インドシタン Pterocarpus indicus」に木目が似ていることから。 |
性状 | 小高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:6~10m/葉身長:4〜8cm/葉柄長:8〜15mm/花径:20~30mm/果径:10~15cm |
形態 | 幹は平滑で、緑色を帯びた褐色で、鱗片状に剥離してまだら模様になる。枝は垂直方向に出やすく、縦に長い樹形になる。葉は先が尖った倒卵形〜楕円形で、細鋸歯があり、互生する。若葉の裏面には綿毛があるが、だんだん脱落して無毛になる。4〜5月頃、短枝の先の葉腋に薄紅色の5弁花を咲かせる。果実は長球形や倒卵形の偽果で、10月頃の収穫期の果皮は黄色で、強い芳香がある。落葉後も果実は枝に残る。 |
類似 | 「カリン」は幹がまだら模様。葉に鋸歯がある。果実は無毛。 「マルメロ」は幹が平滑な灰褐色。葉が全縁。果実は毛で覆われている。 |
原産地 | 中国 |
生育 | 日当たりの良い場所で、土質は選ばない。徒長枝には花芽がつきにくいので、整枝する。 |
利用 | 庭木、公園樹、盆栽。果実は生食できないが、果実酒やジャム、砂糖漬けなどに利用される。果実は薬用に利用される。材は堅硬緻密で粘りが強く、色調光沢が美しいので、床柱、家具、杖、額縁などに用いられる。 |