ニレ科 |
ニレ属
ウルムス属
|
名称 | ハルニレ(春楡)ニレ(楡) |
---|---|
英名 | Japanese elm |
学名 | Ulmus davidiana var. japonica
Ulmus propinqua
Ulmus japonica |
名の由来 | 「ハルニレ」は、春に花が咲き、実ができることから。 「japonica」は、“日本の”の意。 |
性状 | 高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:20~30m/葉身長:3~15cm/葉幅:2~8cm/葉柄長:4~12mm/果長:10〜15mm |
形態 | 幹は直立し、大きく枝を広げ、樹形は半球形になる。樹皮は灰褐色で、縦に不規則な裂け目ができる。2~3年枝はコルク質が発達して、翼や瘤ができることがある。葉は先が尖った広倒卵形で、左右非対称で重鋸歯がある。表面は微毛があってざらつく。裏面の葉脈に毛が多い。3月頃、葉の展開に先立って、前年枝の葉腋に小さな両性花を7〜15個まとめて咲かせる。花には雄しべが4個で、葯は赤褐色で、雌しべは花柱が2裂する。果実は扁平な円形〜楕円形で先端にくぼみがある翼果で、6月頃に熟し、風により散布される。 |
原産地 | 日本(北海道、本州、四国、九州)、朝鮮、中国 |
生育 | 山野の斜面下部、谷沿い、川沿いなど湿潤で肥沃な地に自生する。冷涼地に適する。大気汚染などに弱い。 |
利用 | 公園樹、街路樹。材は床材や家具などに利用される。 |