ナデシコ科 |
ナデシコ属
ダイアンサス属
ディアントゥス属
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名称 | ハマナデシコ(浜撫子)フジナデシコ(藤撫子) |
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学名 | Dianthus japonicus |
名の由来 | 「ハマナデシコ」は、海岸に自生するので。 「フジナデシコ」は、花の色から。 |
性状 | 多年草(短命)/常緑(ロゼット状で越冬) |
大きさ | 高さ:15~50cm/葉身長:4〜8cm/葉幅:1〜2.5cm/花径:15mm |
形態 | 冬季はロゼット状で、春に茎を立ち上げる。茎は下部が木質化してやや這い、上部は直立して叢生し、節が肥厚する。葉は先はやや尖るか丸い長楕円形で、節部分で対生し、基部は茎を抱く。葉は厚くて光沢があり、両面無毛だが、葉縁に毛が生える。6~11月頃、茎頂に花序を作り、5弁花を密に咲かせる。花は桃紫色で、花弁先端はギザギザに切れ込む。萼は筒状で、先端が5裂し、基部に先の尖った細長い総苞が3対ある。果実は円筒形の蒴果で、熟すと先端が4裂する。 |
類似 | 「ヒメハマナデシコ(姫浜撫子) Dianthus kiusianus」は小型で、花は数個がまばらにつき、苞の先は短い針状となる。 |
品種 | 花が白い「シロバナハマナデシコ(白花浜撫子) Dianthus japonicus f. albiflorus」がある。 |
原産地 | 日本(本州(太平洋沿岸、日本海側沿岸西部の一部)、四国、九州、沖縄)、中国 |
生育 | 海岸の崖や砂地に自生する。強健で栽培容易だが、短命なので挿し芽や播種による更新が必要。 |
利用 | 庭植え、鉢植え、切り花。 |