ナス科 |
クコ属
リキウム属
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名称 | クコ(枸杞) |
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英名 | Chinese boxthorn, Chinese teaplant, Chinese wolfberry |
学名 | Lycium chinense
Lycium rhombifolium |
名の由来 | 「chinense」は、“中国の”の意。 |
性状 | 低木/冬季落葉(暖地では常緑) |
大きさ | 高さ:1~2m/葉身長:2~5cm/棘長:1~2cm/花径:10mm/果長:1~2cm |
形態 | 株元から細い枝を叢生し、先端は枝垂れる。枝が地面に接すると、各節より根が生じて繁殖する。葉は全縁の、先が尖った長楕円形で、柔らかく、ごく短い短枝の先に数枚が束生する。茎には稜があり、葉腋や枝先の小枝が棘状になる。7〜11月頃、短枝の先に1〜3個の花を咲かせる。花は淡紫紅色の漏斗形で、先端が5裂して平開する。雄しべ5個と雌しべ1個が花冠の外に突き出る。果実は長球形の液果で、晩秋に朱色に熟す。 |
品種 | 実の大きいもの、棘の少ないもの、実がたくさんつくものなど、食用、薬用に利用される品種がいろいろある。 |
原産地 | 中国 |
生育 | ある程度湿り気のある水辺の砂地を好むが、性質は丈夫で、乾燥にも耐える。しばしばトホシクビボソハムシの成虫や幼虫が葉を食害したり、何種類かのフシダニが寄生して虫えいができることがある。 |
利用 | 庭植え。果実はクコ酒にする他、生食やドライフルーツに利用される。若葉も食用にされる。果実、根皮、葉は薬用になる。 |