クサトケイソウ（臭時計草）

「クサトケイソウ」は、全体にやや悪臭があることから。

多年草／常緑／蔓性（巻きヒゲ）

葉身長：7～10cm／葉柄長：1～4cm／花径：30～50mm／果長：2cm

茎は細く軟弱で、葉腋から出る巻きヒゲで他物に絡みつきながら成長する。全体にやや悪臭がある。葉は掌状に3浅〜中裂し、全縁または微鋸歯縁で、両面に長く粗い毛があり、互生する。温帯地域では夏〜秋頃、葉腋に一日花を咲かせる。花被片は白色〜淡紫色。花被片の内側には糸状の副冠が多数放射状にあり、基部が紫色、先端は薄紫色で、中央は白色。網状の萼片が5個あり、花後も残り、果実を包む。萼片には腺毛があってねばつく。果実はほぼ球形の液果で、黄色〜オレンジ色〜赤色に熟す。

南アメリカ（熱帯雨林地帯）

強健で生育旺盛。沖縄などには帰化している。耐寒性はないので、通常一年草扱い。

トレリスやフェンスにからませて路地植え。鉢植えあんどん仕立て。果実は食用可。