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最終更新日:2019.1.15
センリョウ科
 
Chloranthus(クロラントゥス)
チャラン属
クロラントゥス属
名称

フタリシズカ(二人静)

学名
Chloranthus serratus
名の由来
「フタリシズカ」は、花序を2本立てて咲く姿を、静御前とその亡霊の舞姿にたとえたもの。「ヒトリシズカ」に対比してつけられた。
性状
多年草/冬季休眠
大きさ
高さ:30~60cm/葉身長:7~15cm/葉柄長:0.5~2.5cm/花序長:2~5cm/果長:3mm
形態

地下茎で繁殖し、群落を形成する。茎は分岐せずに直立し、上部に2〜3対の葉が十字対生する。葉には光沢が無く、浅く先端が棘状になった鋸歯がある。4~6月頃、茎頂から1~5本の花序を出す。花序は2本のことが多い。花には花弁も萼もなく、雌しべの脇に3個の雄しべが並んで椀形に丸まり、内側には白い葯があり、雌しべを抱きこむ形になる。花序は立っているが、果実ができると倒れる。果実は倒卵形の核果で、濃緑色。果実が成熟した頃に、下部の葉腋から、閉鎖花と呼ばれる蕾のようなものをつけた細く短い花序を下向きに垂れ下げる。

原産地
日本(北海道~九州)
生育
山林のやや暗い場所に自生する。
フタリシズカ
山梨県南都留郡、別荘地
20180613_009
フタリシズカ
東京都文京区、小石川植物園
2008.4.30
フタリシズカ
山梨県南都留郡、別荘地
20180613_009
フタリシズカ
東京都文京区、小石川植物園
2008.4.30
フタリシズカ
花後、雄しべが落ちた
山梨県南都留郡、別荘地
20180613_009
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