ヒメスミレ（姫菫）

「ヒメスミレ」は、「スミレ」よりも葉や花が小さいので。

多年草（短命）／冬季休眠

高さ：7〜15cm／葉身長（花期）：2〜4cm／葉身長（夏）：6〜8cm／花径：10〜15mm／果長：0.8～1cm

根は白色。葉はやや先が尖った長三角形で、粗い鋸歯があり、葉柄があり、地際から叢生する。葉裏は花期頃には赤味がかる。葉柄に翼は無い。夏頃には、葉幅が広がって三角形になる。3月下旬〜5月頃、花茎を伸ばして頂部に花を咲かせる。花茎の頂部は釣り針型に曲がる。花は左右相称の5花弁で、下弁の基部の後ろ側には短い距があり、突き出る。花は濃紫色で、下弁の基部あたりは白っぽく、花の中央部は濃紫色の筋が入る。側弁の基部には白い突起毛がある。果実は細長い蒴果で、最初は下向き、熟すと上向きになり、3裂して種子を落とす。

花の色が淡紫色や白いものがある。

日本（本州、四国、九州）

人家近くの、やや乾燥した日なたに自生。