ショウガ科 |
ショウガ属
ジンギベル属
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名称 | ミョウガ(茗荷) |
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英名 | Japanese ginger |
学名 | Zingiber mioga |
性状 | 多年草/冬季休眠/根茎 |
大きさ | 高さ:40〜100cm/葉長:25〜30cm/(蕾の)花序長:50〜70mm/花長:40mm |
形態 | 地下には太い棒状の根茎があり、横に広がって繁殖する。晩春〜初夏頃、根茎から直接、偽茎が出る。茎のように見える偽茎は、折り重なった葉柄。葉は先が尖った長楕円形で、互生する。長柄があり、中肋(ちゅうろく)が太い。葉は水不足になると中肋を中心に、裏側を内にして閉じる性質がある。夏〜秋頃、根茎から直接、赤紫色〜緑色の鱗片状の苞に包まれた花序が出る。苞の間から淡黄色の一日花を咲かせる。花は花弁が基部で合着した漏斗状で、先が3裂し、中央の裂片が大きく、側裂片は極端に小さい。果実は蒴果で、果皮が縦に裂開すると内面は光沢がある鮮赤色で、白い果皮に包まれた黒い種子が入る。果実は稀にしかできない。 |
原産地 | 日本(本州〜九州)、朝鮮、中国。日本へは古い時代に中国から渡来したと思われる。 |
生育 | 強健で栽培容易。民家の周辺ややや湿った林縁などに自生する。明るい日影と湿った環境を好む。果実ができることは非常に稀で、地下茎を伸ばして繁殖する。 |
利用 | 地下茎から出る花蕾(からい)と呼ばれる苞に包まれた未開花の花穂を食用にする。若芽が「茗荷竹」と呼ばれ、山菜として食用にされる。 |