シソ科 |
クサギ属
クレロデンドルム属
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名称 | クサギ(臭木) |
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英名 | Harlequin glorybower, Peanut butter shrub |
学名 | Clerodendrum trichotomum |
名の由来 | 「クサギ」は、枝葉を傷つけると悪臭があることから。 |
性状 | 低木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:3~4m/葉身長:8~20cm/葉柄長:5~10cm/花径:20mm/果径:0.6~0.7cm |
形態 | 樹形は不整で、枝は横に広がる。樹皮は灰色〜暗灰色。皮目が多く、縦の裂け目ができる。若い枝と葉には軟毛がある。葉はハート型~先が尖った卵形で、小さい鋸歯があるか全縁で、長い葉柄があり、対生する。8月頃、枝先に集散花序を作り、花を咲かせる。くすんだ白~紅色の袋状の萼が5裂して、蕾が出てくる。花は白く、基部は筒状で赤味を帯び、花冠先端はよじれたような細長い5裂片になり平開する。中からは雌しべ1本と、雄しべ4本が出てくる。雌しべと雄しべは黄緑色。雄しべが先に成熟し、長く伸びてやや上を向き、雌しべは下を向く。雄しべの活動期が終わるとくるりと巻きこみ、雌しべが長く突き出て上を向く。花後、萼は濃紅色になっていき、果実ができると反り気味に平開する。果実は扁球形で、藍色に熟す。 |
原産地 | 日本(北海道~沖縄)、朝鮮、中国、台湾 |
生育 | 適潤地からやや湿性の地に生育する。 |
利用 | 葉は食用になる。葉、小枝は薬用に。実は、染料として利用される。 |