キランソウ（金瘡小草）

「ジゴクノカマノフタ」は、地面に張りついて蓋をするように葉を広げることによる。

多年草／常緑／匍匐性

高さ：3～5cm／葉身長：3～5cm／花長：10mm

茎葉全体に粗い毛がある。茎は丸く紫褐色で、直立せず、匍匐する。葉はさじ形で波状の鈍鋸歯があり、対生し、紫色を帯びた深緑色で、冬には紫褐色になる。花の無い時期はロゼット状ですごし、春になるとランナーを伸ばし、その先に子株を作る。ランナーの節からは根が出て増殖する。3～5月頃、葉脇に青紫色の唇形花を数個咲かせる。

日本（本州～九州）、朝鮮半島、中国、東アジア

日当たりのよい山野、路傍、畑地などに自生する。

開花期の全草は漢方薬、民間薬として利用される。