ケシ科 |
キケマン属
コリダリス属 |
名称 | ムラサキケマン(紫華鬘) |
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学名 | Corydalis incisa |
性状 | 一年草(秋~翌初夏の越年性) |
大きさ | 高さ:20~50cm/茎径:8~10mm/葉長:15~20cm/花序長:10~15cm/花径:12~18mm/果長:15mm |
形態 | 茎には稜があり、五角形。葉は2~3回羽状複葉で、全体に白緑色。小葉は細かく切れ込む。葉は最初根生し、茎が伸びると茎に互生する。全体が柔らかく、傷つけるとやや悪臭がある。4~6月頃、茎の上部の葉脇から総状花序を出し、紅紫色の筒状の花を多数咲かせる。花は紅紫色、時に白色の唇形で、後ろに距がある。果実は蒴果で垂れ下るようにつき、熟すと2つに裂けて果皮が巻き上がり、種を飛び散らす。 |
品種 | 先端が紫色になる白花のものを「シロヤブケマン(白藪華鬘) Corydalis incisa f. pallescens」といい、完全な白花を「ユキヤブケマン(雪藪華鬘) Corydalis incisa f. candida」という。 |
原産地 | 日本各地 |
生育 | 平地や山裾の日陰のやや湿った場所に生育する。 |
利用 | 全草有毒。 |