TOPへ戻る
最終更新日:2017.11.15
クワ科
 
Ficus(フィクス)
イチジク属
フィカス属
フィクス属
名称

オオイタビ(大いたび)

フィカス・プミラ
英名
Creeping fig, Climbing fig
学名
Ficus pumila
性状
木本/蔓性/常緑/雌雄異株
大きさ
(幼木)葉身長:1~2cm/葉柄長:1~2mm/(成木)葉身長:5~10cm/葉柄長:2~5mm/果長:3.5~6cm
形態

茎は立ち上がらずに這うように伸び、茎から出る気根で壁や木の幹などに張り付いて成長する。葉は全縁で、互生する。葉は若いうちは薄く、全体が波打ちほぼ円形だが、成長すると硬く平らで、先がやや丸く尖った楕円形〜長卵形になる。若枝には褐色の短毛が密生する。葉脈は裏面に隆起し、側脈が主脈に対して鋭角に出る。5~7月頃、葉腋に倒卵球形の花嚢の内側に隠頭花序を作るが、受粉するには共生関係にある特定種の“イチジクコバチ”を必要とする。果嚢は11月頃に黒く熟す。枝葉を傷つけると白い液が出る。

類似
「オオイタビ」は葉柄に褐色の伏した短毛が密生。葉の側脈が主脈に対して鋭角に出る。葉柄が長い。
「ヒメイタビ」は若枝に開出毛が目立つ。葉の側脈が主脈に対して鈍角に出る。葉柄が短い。
「イタビカズラ」は葉の先端が尖り、葉が細長い。
品種
ミニ観葉として利用される斑入り葉の品種がある。
原産地
日本(関東以南の海岸地方)、中国南部、東南アジア
生育
強健で栽培容易。日向でも日陰でもよく育つ。
利用
塀やフェンス、石垣などの壁面緑化。若いものはミニ観葉。
オオイタビ
東京都豊島区、遊歩道
2009.1.2
オオイタビ
東京都江東区、夢の島熱帯植物館
2016.2.17
オオイタビ
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2016.2.18
オオイタビ
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2016.6.14
オオイタビ
東京都新宿区、駅ロータリー、排気口
2008.7.19
オオイタビ
東京都江東区、夢の島熱帯植物館
2005.10.23
オオイタビ
東京都豊島区、遊歩道
2009.1.2
オオイタビ
花嚢
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム
2016.6.14

品種

名称

ホワイト・サニー‘White Sunny’

特徴
葉は緑色で、周縁に白い斑が入る。
オオイタビ ‘ホワイト・サニー’
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2017.8.18
オオイタビ ‘ホワイト・サニー’
千葉県習志野市、自宅、鉢植え
2017.8.18
名称

雪の華

特徴
霜降りの白い斑入り。葉はやや大きめで、凹凸が少ない。
オオイタビ ‘雪の華’
千葉県習志野市、自宅
2011.4.10
NOTE
TOPへ戻る