クワ科 |
イチジク属
フィカス属
フィクス属 |
名称 | オオイタビ(大いたび)フィカス・プミラ |
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英名 | Creeping fig, Climbing fig |
学名 | Ficus pumila |
性状 | 木本/蔓性/常緑/雌雄異株 |
大きさ | (幼木)葉身長:1~2cm/葉柄長:1~2mm/(成木)葉身長:5~10cm/葉柄長:2~5mm/果長:3.5~6cm |
形態 | 茎は立ち上がらずに這うように伸び、茎から出る気根で壁や木の幹などに張り付いて成長する。葉は全縁で、互生する。葉は若いうちは薄く、全体が波打ちほぼ円形だが、成長すると硬く平らで、先がやや丸く尖った楕円形〜長卵形になる。若枝には褐色の短毛が密生する。葉脈は裏面に隆起し、側脈が主脈に対して鋭角に出る。5~7月頃、葉腋に倒卵球形の花嚢の内側に隠頭花序を作るが、受粉するには共生関係にある特定種の“イチジクコバチ”を必要とする。果嚢は11月頃に黒く熟す。枝葉を傷つけると白い液が出る。 |
類似 | 「オオイタビ」は葉柄に褐色の伏した短毛が密生。葉の側脈が主脈に対して鋭角に出る。葉柄が長い。 「ヒメイタビ」は若枝に開出毛が目立つ。葉の側脈が主脈に対して鈍角に出る。葉柄が短い。 「イタビカズラ」は葉の先端が尖り、葉が細長い。 |
品種 | ミニ観葉として利用される斑入り葉の品種がある。 |
原産地 | 日本(関東以南の海岸地方)、中国南部、東南アジア |
生育 | 強健で栽培容易。日向でも日陰でもよく育つ。 |
利用 | 塀やフェンス、石垣などの壁面緑化。若いものはミニ観葉。 |