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最終更新日:2016.5.1
カバノキ科
 
Carpinus(カルピヌス)
クマシデ属
カルピヌス属
名称

イヌシデ(犬四手、犬紙垂)

シロシデ(白四手、白紙垂)
ソロ(曽呂)
学名
Carpinus tschonoskii
名の由来
「イヌシデ」の「シデ」は、果穂を四手に見立てた。四手とは、しめ縄や玉串などに垂れ下がる、細長く切った紙のこと。「イヌ」は、新芽や紅葉が美しい「アカシデ」に似て非なるものということから。
性状
高木/冬季落葉/雌雄異花
大きさ
高さ:10~20m/葉身長:4~8cm/葉柄長:0.5~1cm/雄花序長:4~5cm/果穂長:4~8cm/果苞長:2~2.5cm
形態
樹皮は若木では滑らかな灰白色で、やがて縦に白い筋目模様ができる。葉は先が尖った卵形〜長卵形で、12~15対の著しい側脈があり、細かく鋭い鋸歯があり、互生する。若枝や葉には毛が多く、葉の裏面の毛は落葉時まで残る場合もある。4月頃、新芽の展開より早く、または同時に花が咲く。雄花序は黄褐色で、前年枝の葉腋から下垂する。雌花序は本年枝の先の新芽の中に出る。花が終わると、大量の雄花序が落下する。根元に堅果がついた葉のような果苞が対生して連なり、花穂となる。果苞は扁平で、片側に鋸歯があり、やや疎らにつく。果実は10月頃熟す。
原産地
日本(本州岩手県以南、四国、九州)
生育
強健で栽培容易。あまり栽培条件を問わない。
利用
庭園樹、公園樹、盆栽。シイタケのほだ木。材は農工具の柄、ステッキなど。かつては炭材として利用された。
イヌシデ
千葉県習志野市、香澄公園
2016.3.27
イヌシデ
千葉県習志野市、香澄公園
2016.4.18
イヌシデ
東京都新宿区、公園
2008.5.16
イヌシデ
千葉県習志野市、香澄公園
2016.3.27
イヌシデ
東京都新宿区、公園
2008.4.3
イヌシデ
東京都新宿区、公園
2008.5.16
イヌシデ
東京都新宿区、公園
2008.5.16
イヌシデ
東京都新宿区、公園
2008.4.3
イヌシデ
果実(未熟)
千葉県八千代市、京成バラ園
2009.4.19
イヌシデ
雌花序
千葉県習志野市、香澄公園
2016.4.12
NOTE
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