カキノキ科 |
カキノキ属
ディオスピロス属 |
名称 | カキ(柿) |
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英名 | Japanese persimmon |
学名 | Diospyros kaki |
名の由来 | 種名の「kaki」は、日本からヨーロッパに伝わったため。 |
性状 | 小高木~高木/冬季落葉/雌雄異株、または同株 |
大きさ | 高さ:5~15m/葉長:7~17cm/花径:6~15mm |
形態 | 樹皮は粗い。光沢のある葉は互生する。花は普通の栽培品種では雌雄異株だが、同株もある。 5月下旬頃、1年枝の葉腋に薄黄の目立たない花をつける。雄花は集散花序を作り、雌花は単生する。雌花は花弁と萼が大きい。果実は液果で、品種によって大きさ、形、色、種の有無などが異なる。晩秋には紅葉する。 |
品種 | 品種数は多く、大きく渋柿と甘柿とに分かれる。甘柿の代表的な品種は、「富有」と「次郎」、渋柿の代表的な品種は、「平核無」と「刀根早生」。 |
原産地 | 東アジア |
生育 | 本州~九州までの各地で栽培されている。単一品種だけでは結実しにくいものもある。甘柿は暖地でないと、渋が抜けなくなる。 |
利用 | 果樹、庭木、盆栽。果実は生食や加工する。未熟の果実はタンニンを多く含み、柿渋は防腐剤として用いられる。 葉は茶の代わりに飲むことがある。材は和家具や床柱、建築用装飾材、茶道具などに使われる。特に、黒い縞杢を有する「黒柿」は希少価値が高く珍重される。 |