エゴノキ科 |
エゴノキ属
スティラクス属 |
名称 | エゴノキ(斉燉果)チシャノキ(萵苣の木)
ロクロギ(轆轤木) |
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英名 | Japanese snowbell |
学名 | Styrax japonica |
名の由来 | 「エゴノキ」は、果皮にえぐみがあることから。 「ロクロギ」は、材が細工物などに使われることから。 |
性状 | 小高木/冬季落葉 |
大きさ | 高さ:8m/葉長:4~8cm/花柄長:20~30mm/花径:20mm/果長:10~13mm |
形態 | 株立ち樹形。暗灰色で平滑な樹皮を持つ。葉は有柄で互生し、先端の尖った狭長卵形。5~6月に、1年枝の葉腋や短枝の先に総状花序をつけ、1~4個の5弁の白い花を下向きにつける。果実は蒴果で、白緑色の球形~卵形で、10月頃に熟すと果皮が裂け、中から褐色で堅い1種子を出す。 |
品種 | 園芸品種に花が薄桃色の「赤花一歳エゴ」がある。 |
原産地 | 日本(北海道~沖縄)、中国の一部、台湾、朝鮮、フィリピン |
生育 | 若木でもよく花をつける。たいていの場所で育つ。剪定できるが、自然樹形が美しい。 |
利用 | 果皮の成分には泡立ち殺菌作用があるサポニンが含まれ、かつてはこれを川に流して麻痺した魚を捕まえる漁がされたり、石鹸の代用とされたりした。材は白く均質なので、細工物などに使われる。 |