ウリ科 |
ヌルデ属
ルス属 |
名称 | ヌルデ(白膠木)フシノキ(五倍子の木) |
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英名 | Sumac |
学名 | Rhus japonica |
名の由来 | 「ヌルデ」は、幹に傷をつけて白い汁を採り、それを塗料として使ったことに由来する。 「フシノキ」の五倍子とは、「ヌルデ」の虫こぶを採集し乾燥したもののこと。薬用や染料に利用される。 |
性状 | 低木~小高木/冬季落葉/雌雄異株 |
大きさ | 高さ:3~8m/葉長:25~40cm/小葉長:5~12cm/花序長:15~30cm/花径:3mm/果径:4mm |
形態 | 若枝には丸い皮目があり、樹皮は紫褐色。その後不規則に縦に割れ目が入り、やがて樹皮は全体が灰白色になる。葉は9〜13枚の小葉からなる奇数羽状複葉で、葉軸には翼があり、互生する。小葉は先が尖った楕円形で、鋸歯があり、裏面全体に毛が密生している。秋には紅葉する。8〜9月頃、茎頂に円錐花序を作り、小さな5弁花をたくさん咲かせる。雌花の中心には雌しべがあり、柱頭が3つに分かれる。雄花は花弁が反り返り、5本の雄しべがある。雌花は受粉後赤味を帯び、すぐに丸く膨らんでくる。果実は扁球形の核果で、外果皮には茶褐色の細毛が密生し、乳白色のリンゴ酸カルシウムの結晶が果実を覆う。10~11月に褐色に熟す。 |
原産地 | 日本(北海道〜沖縄)、東南アジア、東アジア |
生育 | 日当りを好むパイオニア植物。林縁部や道路沿い、伐採地などに自生する。 |
利用 | 葉に「ヌルデノオオミミフシアブラムシ」が寄生するとできる虫嬰は、タンニンを多く含むため、薬用や、お歯黒や白髪染めの染料に利用される。 |