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最終更新日:2017.6.15
ウリ科
 
Rhus(ルス)
ヌルデ属
ルス属
名称

ヌルデ(白膠木)

フシノキ(五倍子の木)
英名
Sumac
学名
Rhus japonica
名の由来
「ヌルデ」は、幹に傷をつけて白い汁を採り、それを塗料として使ったことに由来する。
「フシノキ」の五倍子とは、「ヌルデ」の虫こぶを採集し乾燥したもののこと。薬用や染料に利用される。
性状
低木~小高木/冬季落葉/雌雄異株
大きさ
高さ:3~8m/葉長:25~40cm/小葉長:5~12cm/花序長:15~30cm/花径:3mm/果径:4mm
形態
若枝には丸い皮目があり、樹皮は紫褐色。その後不規則に縦に割れ目が入り、やがて樹皮は全体が灰白色になる。葉は9〜13枚の小葉からなる奇数羽状複葉で、葉軸には翼があり、互生する。小葉は先が尖った楕円形で、鋸歯があり、裏面全体に毛が密生している。秋には紅葉する。8〜9月頃、茎頂に円錐花序を作り、小さな5弁花をたくさん咲かせる。雌花の中心には雌しべがあり、柱頭が3つに分かれる。雄花は花弁が反り返り、5本の雄しべがある。雌花は受粉後赤味を帯び、すぐに丸く膨らんでくる。果実は扁球形の核果で、外果皮には茶褐色の細毛が密生し、乳白色のリンゴ酸カルシウムの結晶が果実を覆う。10~11月に褐色に熟す。
原産地
日本(北海道〜沖縄)、東南アジア、東アジア
生育
日当りを好むパイオニア植物。林縁部や道路沿い、伐採地などに自生する。
利用
葉に「ヌルデノオオミミフシアブラムシ」が寄生するとできる虫嬰は、タンニンを多く含むため、薬用や、お歯黒や白髪染めの染料に利用される。
ヌルデ
千葉県千葉市、路傍
2016.4.25
ヌルデ
千葉県千葉市、路傍
2016.4.25
ヌルデ
雌花が咲いている
千葉県千葉市、河川沿いの道端
2014.9.12
ヌルデ
雄花が咲いている
千葉県習志野市、緑地
2012.9.11
ヌルデ
雌花が咲いている
千葉県千葉市、河川沿いの道端
2014.9.12
ヌルデ
雄花が咲いている
千葉県千葉市、緑地
2009.9.12
ヌルデ
雄花が咲いている
千葉県習志野市、緑地
2012.9.11
ヌルデ
雌花
千葉県千葉市、河川沿いの道端
2014.9.12
ヌルデ
雌花
千葉県千葉市、河川沿いの道端
2014.9.12
ヌルデ
雄花
千葉県習志野市、緑地
2012.9.11
ヌルデ
雄花
千葉県千葉市、緑地
2009.9.12
ヌルデ
果実(未熟)
千葉県千葉市、河川沿いの道端
2012.9.29
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