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最終更新日:2014.9.11
ウマノスズクサ科
 
Aristolochia(アリストロキア)
ウマノスズクサ属
アリストロキア属
名称

ウマノスズクサ(馬鈴草)

学名
Aristolochia debilis
名の由来
「ウマノスズクサ」は、果実が馬の首に掛ける鈴に似ていることから。
性状
多年草/冬季休眠/蔓性(巻きつき)
大きさ
葉長:3~7cm/花径:20~30mm/果径:1~2cm
形態
茎を他物に巻きつけながら成長する。葉は、基部は心形で葉先がやや丸い三角状卵形で、互生する。緑色で全縁で無毛、質は薄い。7~9月頃、葉脇から長い花柄があるラッパ状の花を咲かせる。筒先は平らに口を開け、一端が尖って長く伸び、よじれる。筒の部分は細く曲がり、基部は球形に膨らみ、雄しべ雌しべはこの部分にある。花の外側は薄緑色で、内側は海老茶色で奥を向いて毛が密生する。花弁はなく、ラッパ状の部分は萼。雌性先熟で、匂いで小型のハエをおびき寄せ、奥向きに密生する毛によって花の奥に閉じ込める。その後、雄しべが花粉を出すと、毛は脱落し、花粉をつけたハエが花から脱け出して、他の花の中に入り、受粉させる。果実はほぼ球形の蒴果で、熟すと、基部から6裂し、果柄も糸状に6裂してぶらさがる。
原産地
日本(本州~九州)、中国
生育
里山や河川敷などの草地に生育する。
利用
果実と根は薬用に利用されていたが、毒性が高く、現在ではあまり利用しない。
ウマノスズクサ
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム、鉢植え
2014.8.24
ウマノスズクサ
東京都文京区、小石川植物園
2008.7.23
ウマノスズクサ
千葉県千葉市、三陽メディアフラワーミュージアム、鉢植え
2014.8.24
ウマノスズクサ
東京都文京区、小石川植物園
2008.7.23
NOTE
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