ビャクブ科 |
ビャクブ属
ステモナ属 |
名称 | ビャクブ(百部)リキュウソウ(利休草)
ツルビャクブ(蔓百部) |
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学名 | Stemona japonica
Stemona ovata |
名の由来 | 「ツルビャクブ」は、蔓性なので。同属に、茎が直立する「タチビャクブ(立百部) Stemona sessilifolia」がある。 「japonica」は、“日本の”の意。しかし、原産は中国で、江戸時代に薬草として日本に渡来。 |
性状 | 多年草/冬季休眠/根茎/蔓性(巻きヒゲ) |
大きさ | 高さ:0.6~0.9m/葉身長:4.5~6cm/花径:10mm/果径:8mm |
形態 | 根は根茎で、紡錘型。茎は立ち上がり、上部が蔓状に伸びて他物にからみつきながら成長する。葉は明緑色で、先端が尾状に尖った長卵形で、平行する5葉脈が目立ち、対生や3~4枚ずつ輪生する。5~9月頃、葉腋に淡緑色で中心部が紫褐色の4弁花を1~2個咲かせる。花柄と葉柄が合着しているので、葉の上で花が咲いているように見える。雄しべは4個で紫褐色。果実は先がやや尖った長球形の蒴果で、熟すと2つに割れ、中から褐色の種子が出る。 |
原産地 | 中国(浙江省、江蘇省、安徽省) |
生育 | 水はけ良く、半日陰で栽培する。繁殖は実生、または株分け。あまり分枝しないので、適宜切り戻しをする。耐寒温度は5℃程度。 |
利用 | 花材。根茎は肥大し、シラミやノミなどの殺虫駆除に利用される。有毒。 |