クスノキ科 |
ニッケイ属
シナモン属
キンナモムム属 |
名称 | クスノキ(楠、樟)クス(楠、樟) |
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英名 | Camphor tree |
学名 | Cinnamomum camphora |
名の由来 | 「Camphor tree」は、“camphor=樟脳”の原料となるところから。 |
性状 | 高木/常緑 |
大きさ | 高さ:15~20m/葉長:5~12cm/花径:5mm/果径:8mm |
形態 | 幹の下の方から枝がよく分かれ、丸い樹冠をなす。樹皮は黄褐色~暗灰色で、縦に短冊状の割れ目を生ずる。葉は互生し、長い柄がある。光沢のある緑色で、先が尖った卵形または楕円形。葉縁は全縁で多少波状となる。若い葉や葉柄は赤みを帯びることもある。中心の葉脈と下の方で分かれた2本の側脈が良く発達して目立つ。この分岐点には小さな膨らみがあり、ダニの一種が住みついていることが多い。葉はちぎると樟脳のにおいがする。5~6月に新葉の腋から円錐花序を出し、白色~薄緑黄色の花をつける。10~11月に球形の液果が黒く熟す。 |
品種 | 特に葉の香りが良い品種がある。 |
原産地 | 日本(関東~沖縄)、台湾、中国、イナドシナの暖帯から亜熱帯 |
生育 | 暖地に適す。乾きやすい場所は避ける。移植は難しい。 |
利用 | 公園樹、緑陰樹、街路樹。材は、建築材、器具材、家具材などに利用される。樟脳の原料となっていたが、現在はその需要はない。 |