最終更新日:2006.12.26

ユッカ

学名
Yucca spp.
分類
Agavaceae
 
Yucca
解説 北アメリカから中央・南アメリカにかけての、主として乾燥した地域に40〜60種類が分布。低木〜高木。直立した木質の茎をもつものと無茎のものがあり、葉は剣状もしくは線状。自生地では、果実、種、花、花茎、まれに根などが食用にされることが多い。
“ユッカ蛾”による受粉が不可欠であるため、日本では人工授粉しない限り結実しない。
ページ top
最終更新日:2006.12.26

アツバキミガヨラン(厚葉君が代蘭)

別名 ユッカ
英名 Spanish dagger
学名
Yucca gloriosa
名の由来 「アツバキミガヨラン」は、種名の「gloriosa」の意味である“立派な、栄光ある”から。蘭でもないのに蘭の名がつくのは、花に芳香があると、それだけの理由。
性状 低木/常緑
大きさ 樹高:2m/葉長:60〜90cm/花序長:60〜100cm/花長:70〜100mm
形態 幹の基部および途中から多少枝分かれする。枝の先端に葉が集まる。葉は肉厚な剣状で堅い革質。先端は針状に尖っている。6月〜7月および秋に大きな花序を出し、白色6弁で鐘形で芳香がある花を咲かせる。秋の花は低温のため、やや赤みがかる。
原産地 北アメリカ南部
生育 強健で乾燥に強い。繁殖は根際にできる子苗を分けて育てる。花が咲くと、よく倒れてしまうが、倒れると地面に付いた所から根を出す。幹を切り取ってしまっても、地際からたくさん萌芽する。
利用 庭園樹。
アツバキミガヨラン
花の咲いた「アツバキミガヨラン」
東京都新宿区、学校
2005.10.15
アツバキミガヨラン
「アツバキミガヨラン」の花
東京都新宿区、緑地帯
2005.5.31
NOTE
  • 尖った葉が茂る様は、攻撃的で独立独歩のイメージ。でも、うつむいて咲く花は、大きいけれど少女の可憐さを持つ。クリームがかった白い花弁の先端が、ちょっとだけ海老茶色に色づいてとても上品。[2005.6.15]
ページ top
最終更新日:2006.12.26

キミガヨラン(君が代蘭)

英名 Soft leaf yucca
学名
Yucca recurvifolia
性状 低木/常緑
大きさ 樹高:2m/葉長:60〜90cm/花序長:60〜100cm/花長:70〜100mm
形態 アツバキミガヨラン」に比べて葉が薄いので、下の方の葉は折れて垂れ下がる。
原産地 北アメリカ南部
キミガヨラン
花の咲いた「キミガヨラン」
東京都文教区、小石川植物園
2005.6.14
ページ top
最終更新日:2006.12.26

イトラン(糸蘭)

英名 Adam’s needle
学名
Yucca filamentosa
名の由来 「イトラン」は、葉の縁の繊維がほぐれて糸状になるところから。
性状 低木/常緑
大きさ 樹高:2m/葉長:60〜90cm/花序長:60〜100cm/花長:70〜100mm
形態 アツバキミガヨラン」に似るが、葉の縁の繊維がほぐれて糸状になる。地面からすぐ剣のような葉を放射状に何段にも広げ、茎はあまり伸びない。夏に花茎のみが高く立ち上がり、鐘形で芳香がある白い花を咲かせる。
原産地 北アメリカ南部
生育 乾燥に強く、耐寒性も結構ある。関東以西では戸外で越冬可能。
利用 庭園樹、公園樹、緑地帯。
イトラン
「イトラン」
東京都文教区、小石川植物園
2005.6.14
イトラン
「イトラン」の葉。糸がほつれたような縁
東京都文教区、小石川植物園
2005.6.14
ページ top
最終更新日:2006.12.26

センジュラン(千寿蘭)

英名 Spanish bayonet
学名
Yucca aloifolia
性状 低木/常緑
大きさ 樹高:3〜8m/葉長:40cm/花序長:30〜60cm/花長:70〜80mm
形態 樹高は高くなると倒れる。幹の基部から少し枝分かれするが、上部からはほとんど出ない。灰緑色の厚くて革質の葉が房状につく。葉の先端は鋭く針状に尖る。7月頃、その中央から大きな花茎がのび、釣鐘状の白い花が房になって垂れ下がる。果実は大きな楕円形の液状果。稜角があって、緑の地色に黄の条が入る。冬には黒く熟す。
品種 葉の縁に黄色の斑の入る「キンポウラン(金峰欄)Y. aloifolia ‘marginata’」、黄と白色の条線が入る「サンシキセンジュラン」がある。
原産地 西インド諸島、メキシコ、アメリカ合衆国南東部
生育 寒冷地には不適。強健で乾燥に強い。繁殖は、挿し木、実生。ただし、覆輪のものを実生で育てると、原種に戻る。
利用 庭園樹、公園樹、緑地帯。
センジュラン
「センジュラン」
東京都文教区、小石川植物園
2005.8.27

サンシキセンジュラン(三色千寿蘭)

学名
Yucca aloifolia ‘Tricolor’
解説 葉に黄と白色の条線が入る。
サンシキセンジュラン
「サンシキセンジュラン」
東京都文教区、小石川植物園
2005.8.27
NOTE
  • アツバキミガヨラン」と違って古い葉が落ちずに残るので、もさもさした葉のついた茎が長く、雰囲気はごつい龍のようだ。[2005.8.28]
ページ top
最終更新日:2006.12.26

ユッカ・エレファンティペス

別名 セイネンノキ(青年の木)
英名 Spineless yucca
学名
Yucca elephantipes
名の由来 「青年の木」は、茎のどこで切っても芽がでてくる生命力から。
属名の「elephantipes」は、“象の足の様な”と言う意味で、幹の形状から。
性状 高木/常緑
大きさ 樹高:10m/葉長:50〜100cm
形態 幹が肥大成長する例外的な単子葉植物のひとつ。自生地では樹高10m程になり、幹は地上で数本に分枝する。大株の幹の基部は、膨らんで象の足に似る。葉は灰緑色で、先端は尖るが鋭い刺はなく、「アツバキミガヨラン」に比べると葉が柔らかい。
品種 葉に斑が入る園芸品種がある。
原産地 メキシコ南部〜グァテマラ
生育 強健で栽培容易。水はけのよい土に植え、日当たりのよい場所で栽培する。繁殖は挿し木。低温に強いので関東以西では戸外で越冬可能。
利用 鉢植え観葉、庭植え。
ユッカ・エレファンティペス
「ユッカ・エレファンティペス」
東京都新宿区、住宅、鉢植え
2005.9.1
ユッカ・エレファンティペス
「ユッカ・エレファンティペス」の象の足のような幹
東京都新宿区、路上
2005.9.3
NOTE
  • 幹のあちこちから小さな葉の束がいくつも出ているものが園芸店などでよく見かける姿だが、長く地植えにされているものは長い茎に「センジュラン」のように葉がびっしりとついている。[2008.5.26]
ページ top